一生勉強、一緒に勉強(385本目) [柔術稽古]
5月は連休明けてすぐ、母親がけがをして、いよいよ介護が自分の問題になってしまった。父親も介護が必要でいきなりダブル介護、気持ちは重かったが、幸い自立への意識をしっかり持ってくれていた。ああ感謝だ。また普段、話す機会が少なくなっていた両親や弟とも、ゆっくりと話ができ、いい時間が持てた。
さて、大和流柔術は7月14日の東光塾での免許皆伝にむけ、稽古が日に日にヒートアップしてきている。熱い稽古を受けていて、免許皆伝の肝は、技の中核である「丹田」について、「これを何と理解し」、「技の中でいかに意識付け」、「どのように働きかけていくか」という3点につきるのではないかと考える。
先週の稽古では、この3つの意味を単純で明快な2つの人形の絵で解説された。非常にわかりやすかった。ここまで明快な説明は初めてである。
ただし、脱力が完成されていることが必要である。しかし、心配することはなかった。師範の解説をしっかりと聴き、忠実に実行すれば、なんと、脱力は完成しているのです。なんともすばらしい完璧な理論である。
先ごろ師範に大和流における免許皆伝の意味をお聞きした。「多くの稽古を積み重ね、流派の技をほぼ完成した者に対し、最後に最も重要な教えを授けることで、全てを伝えた証しである。大和流は、技の形をまず習得し、免許皆伝を与える。それから免許(技)を磨き自得する」と語られた。
言い換えれば、普通に言う免許皆伝は、求道者の終着点であり、栄誉である。しかし大和流における免許皆伝は、求道者の出発点であり、果てしない求道の一歩である。これは大変なことである。完成はどこにあるのかわからない。もくもくとひとりでは苦しすぎる。
だからこそ、大和流柔術では、「一生勉強、一緒に勉強」、すばらしい教えではないだろうか。次回の稽古が待ち遠しい!
・・・・・合掌
休日を遊ぶ(384本目) [柔術稽古]
「空」と「脱力」を錬る。これはゴールデンウイークのテーマだ。
今日は連休の中日、特に予定もない、家族はそれぞれ用事で出かけてしまった。エアーポケットに入った。
こんな時こそ、大和流柔術を錬るにはもってこいの時間だ。そして男を磨くまたとない時間、至福の時間、そうこれは「ダンディータイム」である。
そうと決まったら、今日の錬成相棒は、「ジン」である。
ジンのストレートでは、錬成を超えて、陶酔になってしまう。ダンディータイムは「ジントニック」を選択。
ジン1に、お気に入りの三ツ矢サイダー3、ライムを入れて軽くステア、出来上がり。
今日はこれにマヨネーズをひいた上に、半熟卵とするめを載せ、ラー油を少々、これをあてに、「ごっくん!」
ふんわり軽ーく、「ジン」の力をかりて濃度38度線上空の「空」と「脱力」の世界をさまよった。
見えた、錬れた、ように思ったが、なかなかそう簡単に見つかるものではない。今日のところは、「無」だった。
本日の錬成は終わり。明日の天気はよさそう。カメラを持って出かけ、さらに「空」と「脱力」を錬ってきたいと考えている。
錬成の旅は続く!
・・・・・合掌
「空」にヒントを得たり(383本目) [柔術稽古]
382本目で「空」は難しいことと書きました。そのため脱力を「雲」や「でんでん太鼓」でイメージしようとしていました。しかし、火曜日の壱号道場での師範のご指導により、「空」のヒントを得ることができたように思いました。
それはといいますと、「空」は「脱力」と大いに関連がありました。「空」は「気」のやりとりに重要であり、「空」を生み出すには「脱力」がなくてはならないものだったのです。そして「気」が動くところに技の本質が存在するという大和流柔術の真理に迫れたのです。
稽古開始、高槻道場から参加されている高〇氏にお手合わせいただきました。どうも上手くいきません。見かねた師範から適切なアドバイスうけ、軌道修正。
なんとなくわかりかけてきたところで、愛想をしてくれないがその分技の完成度を確認するには最も有難い存在の竹〇氏、ここはその日の稽古で最も重要なところと、心して師範にいただいたアドバイスを、必死で繰り返し繰り返し稽古しました。ようやくアドバイスが体にしみ込んできたころに、相手を替えるように(喜)。
お相手は、大和流柔術に非常に高い探究心をもち、命をかけて取り組んでおられる能勢荒法師氏、稽古の仕上げには極上の方との巡り合いに、一期一会の大切さを心のそこから感謝し、丹田のそこから湧き上がる喜びを、こらえようとしても、あふれてしまう自分が少しかわいらしくも感じながら、組み手の稽古に取り組みました。
互いが心から技を楽しみながら、相手の繰り出す技の本質を研ぎ澄まされた五感を通じて一つ一つ受け取っていました。そして、最後に師範からの、「空」なる概念を解き明かす、技の真髄としての極意をアドバイスされました。そこからは蝶が舞うとはこのようなものであろうかと想像してしまえるように、手、腕、肩、腰、足がなんら引っかかることもなしに、流れるがごとくと勝手に動いていくような感覚を覚えてしまったのです。正にすっきりとさわやかに稽古ができ、心から満足感が込上がってまいりました。
完成です。いや言いすぎでしょうか、しかし、いつもよりも時間をかけてご指導していただきました師範と、お相手していただいた高槻道場の高〇氏、竹〇氏、能勢の荒法師氏のおかげをもちまして、私にとって最も大きな命題の一つであった 「脱力」と「空」について答えと言っても過言ではない「ヒント」としてしまうには、あまりにも決定的な体験をさせていただいたことに、心から感謝します。
本日木曜日は祭日により、弐号道場の稽古はお休みです。早くも来週の壱号道場が待ち遠しくてなりません。この連休はじっくり時間をかけ、「空」と「脱力」を錬って過ごしたいと思います。では、次回壱号道場でお会いしましょう。
命を賭けた遊びです。
・・・・合掌
私流脱力の世界(382本目) [柔術稽古]
桜の期間が遅かったせいか、桜吹雪が終わって、すぐに新緑の季節となり、いささか体がついていけないこのごろです。
季節の変わり目は、体が固まってしまい、技がいっそううまくいかない季節でもあります。こんなときこそ脱力を強く意識しなければならない時で、これがかえっていい稽古になる時期でもあると言えます。
そこで、今回は、私流の脱力感を語ってみたい。
鳥玄坊氏は、「脱力には様々な顔があり、スタイルがある。つまり脱力は一つではない。」、それは、「力を抜く」合気系の脱力と「力を棄てる」無住心系の脱力と語っておられる。
この解説はこれまでに無かった表現ではないかと師範も語っておられ、脱力の奥深さを再認識したところであった。
とはいえ脱力とはなにかということまで、言い尽くせているとはいえないように感じる。
一時期、脱力を「無」や「空」として考えていたが、難しく腑には落ちなかった。
稽古を続ける中で、初めのころの教えで、持ち続けたことは「笑うこと」だった。
続けてきて最近、なんとなく脱力が見えてきたように思う。
前回の花の写真でも表そうとしたが、それでもまだなかなか表せない。
いろいろ考えてみた。それは、「雲」と「でんでんだいこ」なんです。
雲は形があって無きもので、つかむところがない。これはむしろ相手の気持ちだろう。
でんでん太鼓は、太鼓にすべてを集中して、たいこと玉は紐につながれて、なんら緊張したところがない、このため太鼓を回転させると、振り回されて、太鼓をたたく。
ここは、技につながっているのです。
これが私の脱力の世界です。いずれにしても、遊びです。
・・・・合掌
脱力の処方箋(381本目) [柔術稽古]

















大阪は春だった(380本目) [柔術稽古]

4月7日、花冷えながらいよいよ春本番の大阪に出かけ、四天王寺東光塾での稽古に臨んだ。少し早めに家を出て、大阪城に寄り道した。JR大阪城公園に降り立ち、大阪城ホールを目指し、お堀伝いにJR森ノ宮まで歩いた。春を待ちわびた多くの人で、大変賑わっており、満開の桜の下では、花の宴で盛り上がっていた。
そして、寺田町で降りて、四天王寺へ、期待どおり桜は満開だった。ブログの看板写真は毎年恒例の桜をとった。今年は桜が特に美しかったので、建物をぼかして、桜を強調してみた。まずまずの出来に満足している。


六角堂の桜も見事に満開で、満足のいく写真が撮れた。
では、東光塾へ!!
いつもだが、特に今夜の稽古は、素晴らしかった。楽しくそして技の本質に迫る師範のご指導、至高の時間を過ごすことができた。稽古も佳境に至り、なんと「石地蔵9」、それは「丹田」の意味を説いたものであった。そこまで説いてしまえば答えそのものである。しかも 「石地蔵9」は「丹田・〇〇〇」と、師範はこれで石地蔵8.5だと、私がさずかったのでは石地蔵8.9以上ではないだろうか。



この指導を受けた後の練習生には、「石地蔵9」が乗り移ってしまっていた。
火曜日が待ち遠しい。
・・・合掌
想定外の春(379本目) [柔術稽古]
3月最終日を迎えた。全くの想定外だった。4月も当然続くと1ミリもゆるぎない気持ちでいたのだが、職場異動が出てしまった。しかも、あろうことか年度末の最後の最後に、大きな山が、しかも2つもだ。
正直、折れてしまいそうな、繊細でこまやかな、この「心」を、あらん限りの丹田に秘めた合気を発動し、そして多く仲間たちに支えられ、傷だらけになりながらも、なんとか戸は越せた。
これで、新年度、4月1日を迎えられるだろう。

以前、どこかで「神は、人に乗り越えられる試練を与える」と聞いたことがある。
たとえそうであったとしても、やっぱり、できることなら、せめて何事もなく、......したかった。
試練が厳しいかったが故に、対処は、正しかったのだろうか?他に選択肢はなかったのだろうか?と過ぎ去ってしまったことであるが、自問してしまう。
過去を振り返ってもやり直すことはできない。 とにかく明日に向かおう!
「出来るところから」を心に秘めて!!
・・・・合掌
早春の梅(378本目) [街角ウォッチ]
春分の日、今日は、朝から春めいてきて、ふらっと秘伝探究の散歩に出かけてみました。しばらく行くと、渓流に梅の香りがかすかに匂ってきました。![]()
その方向に目をやると、紅梅の木々が、ああ、なんと美しことか、日本の春を、実感しました。![]()
みなさんに、梅の香りは届けられませんが、美しい花の写真
をブログの看板写真にして届けます。
・・・・合掌
秘伝探究(377本目) [技]
大和流術探究の道は続く。稽古を積めば積むほどに、さらに気高き頂へと続く一筋の道が、さらにその先に伸びている。![]()
春がもうそこまで来ているにも、冬に戻ってしまったこのごろである。また花粉症もきつくなって、少し体調を崩しぎみになってはいないだろうか?
こんな時だからこそ、思い切って大和流柔術に、「薬味の力」を取り入れる。これは挑戦である。冒険でもある。![]()
簡単には見つからない。苦しくも楽しい旅である。あれこれ彷徨い調べ歩た。心の支柱である石地蔵に聞いてみた。大和流柔術の源、丹田に気を送り、意識を集中、漸く見つかったのです。探し当てたのです。
それは、風邪や冷え症に効果があるとされる「生姜」でした。
そこで、登場するのが、食のバイブル「別冊NHKきょうの料理 薬味の力」である。
この本はいい、全編、人間の知恵である。大和流柔術の次に素晴らしい。![]()
そこでこの中から、冷蔵庫にある食材を考えて、今日は、「しょうが豚の甘辛焼き丼」を選んだ。これに元気な義母が家庭菜園で作ってくれたみずなを 一品加えた。
さあ、いよいよ、キッチンに、![]()
まず、鍋に湯を沸かし、豚肉をさっとゆで、紙タオルを引いたさらに広げる。酒・みりん1/4カップ、砂糖1/3カップ、しょうゆ1/2カップ、生姜汁で甘じょうゆを作っておく。別にキャベツとみずなはレンジでチンしておく。さあ準備完了。
鍋にサラダ油を少々、豚と甘じょうゆを少しいれて、サッと両面を焼く。続けて甘じょうゆを大さじ5杯、照りが良くなるまでからめる。このへんから、キッチンが生姜のあまからいにおいで一杯になってきた。
しょうが豚の甘辛焼ができた。仕上げは盛り付けだ。
炊きたてのご飯を、丼に入れる。食欲も出てきており、ご飯は大盛になってしまった。いいことにしよう。
暖かいキャベツとみずなを載せ、そしてみりんの照りが食欲をそそる「しょうが豚の甘辛焼」を載せる。最後に温泉卵(これは失敗でゆで卵になってしまった。)のつもりで、盛り付け 、やったー、完成だーあ。![]()

いっただきまーす。生姜に薬効が胃袋にがっつりと効いて、元気が湧いてきました。
今夜は、ゆっくり風呂に入って、仕事の疲れを癒します。
「生姜」はえらい!!大和流に感謝!!
今回も妻は大満足だった。![]()
併せ技は、白ワイン、三ツ矢サイダーで割った、スプリツァーでした。![]()
・・・・・合掌
東日本大震災から1年(376本目) [ひとりごと]
東日本大震災から1年、地震や津波で犠牲になられた多くの方に哀悼の意を捧げ、心よりお悔やみ申し上げます。
3月11日の毎日新聞朝刊に、この災害でお亡くなりになられた方は1万5,854人、さらに3,155人の方が行方が分からないまま。
今なお34万3,935人が全国に散って避難生活を送り、うち11万6,787人が7県の仮設住宅に暮らしている。岩手、宮城、福島3県で推計約2,253万トンのガレキが発生したが、最終処理済みは6%にとどまる。と
また、 今日の新聞やテレビ報道では何れも、復興には程遠い被災地の厳しい現実を伝えていた。
一方で、若者たちのふるさとを復興させたいというたくさんの前向きな熱い気持ちも報道され、胸を熱くさせてくれた。
午後2時46分、被災地の方角を向いて、黙とうをささげた。これからも何か支援できることはないか、そしてできることから取り組んでいきたい、東北がそして日本が元気を取り戻すことを願って!!
・・・・・合掌








